關市長
大内委員の御質問にお答えします前に、まず、おわびを申し上げたいと存じます。
過日の市会におきます芦原病院への補助金に関する質疑の中で、事実と異なる理事者答弁がありましたことについては、260万市民の代表者の方々、市民の皆様にとって極めて重要な事項を御論議いただく場におきまして、これは決してあってはならないことであり、まことに申しわけなく、心からおわびを申し上げます。
また、このことは、どのような事情があろうとも、これは決して許されることではないのでありまして、今後、二度とこういうことがないよう、私の市長としての責任におきまして、市民の代表者である市会の皆様との信頼関係をより一層築き上げるよう最大限の努力を払ってまいる決意でありますので、よろしくお願いしたいと思います。
次に、芦原病院の件でございますが、芦原病院に対します支援につきましては、これは、かつて医療過疎であった旧同和地区に対する医療の確保、また公衆衛生の向上というようなことを目的として行ってまいったものでありますが、当該地域における地域医療の確保の必要性は、今日においてもなお存在するところであります。
芦原病院の経営改善、また支援の適正化につきましては、これは市会からの御指摘をいただきながら、これまで適切な対処ができずに推移してきたこと、また、平成14年度予算市会の附帯決議を機に、抜本的な経営改善と貸付金の縮減、解消に取り組み、相当の経営改善をある程度達成してきたとはいえ、浪速医療生協が経営破綻して民事再生手続をとるに至りましたことについては、まことに申しわけなく、深くおわびを申し上げる次第であります。
なお、財団法人化への取り組み、これも行っていたわけでありますけども、当時、病院の底地の地権者、大部分はその権利放棄をされたんですが、ごく一部の方がそれをされなかったために法人化ができなかったというような経過もございました。
いずれにしても浪速医療生協におきまして、民事再生手続を申し立てるに当たりましては、経営改善の努力を続ける中で地域医療の継続を確保するためにはどのような手法が最もふさわしいかにつきまして、法律の専門家にも十分、相談、検討を行いました結果、判断されたものであります。
地域医療の継続確保のために、浪速医療生協が努力すべきであるということは、これは当然のことでありますが、医薬品取引業者等、多くの事業者の協力によりまして、地域医療の継続確保が図られてきたということ、そういう事実ですね、とりわけ民事再生手続の申し立て以降、これまでの取引事業者などからなります債権者の理解、協力のもとで民事再生手続が円滑に進んだ結果、ようやく自立した形の新たな医療法人による地域医療の継承確保が実現できたところであります。
本市といたしましては、民事再生手続に協力をいたしまして、また一定の期待を持って、これまで協力をいただいてきた多くの債権者の信義にこたえるということのためにも、また、本市債権の一部でありますが、回収できるということでもありますので、こうした事情、経過をお酌み取りいただきまして、浪速医療生協の民事再生計画案に御同意を賜りますようお願い申し上げる次第であります。
今般のこの市会の御審議を得まして、本市が再生計画案に同意しまして、裁判所が再生計画を決定いたしますと、免除した債権は放棄したことになるわけでありますが、芦原病院の財産を、もしも違法に毀損したような行為がありますれば、それに対しては、このこととは関係なく厳正に対処してまいりたいと考えております。
芦原病院への貸付金問題につきましては、芦原病院調査委員会から調査の中間報告、先ほど御指摘がありましたが、報告書をいただいたところであります。
また、補助金問題につきましては、調査委員会報告を踏まえまして、それに引き続いて監査委員による監査を要求いたしておりまして、現在、監査を進めていただいているところであります。
こうしたことを通じまして、芦原病院問題の全体像の解明を進めますとともに、今後とも、疑義のある項目、問題点等につきましては、本市みずからも調査に努めますとともに、そうして得た情報を監査委員にもお伝えをし、事実や原因の解明を進めてまいりたいと考えております。その結果、責任を追及すべき問題が発見されれば、民事再生手続終了後も厳正に対処してまいります。
また、本市みずからの責任につきましては、監査報告など、芦原病院が経営破綻に至った経緯、原因などの解明結果を踏まえまして、市長である私自身、市長、職員を含め、処分など、その責任を明らかにしてまいりたいと考えております。
何とぞ、民事再生計画案につきまして、上記のような点を踏まえていただきまして、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
|